ニッチな作画ネタ2:板野一郎の『エンゼルコップ』
はい、再検証シリーズ第二弾ですよ。
飽き性なものでシリーズをほっぽって「ライディング・ビーン」とかに浮気しそうでしたが
某所で記事を取り上げていただいたので、
TPOを考慮して真面目にシリーズ記事を進めることにしました。
ニッチなアニメを取り上げなければ・・生き残れないッ!!
はい、弱小ブログが大手と同じ有名アニメを取り上げていては
見向きもされないんです。
それにしたってもうちょっと色々あるでしょ
という感じの、「エンゼルコップ」。
板野一郎先生の監督作だから、っていうことで選んだんですけど
もう途中から作画のよいところだけを追い求めて
見続けた感じで・・
トライアスロンしてる気分でした。
板野 一郎(いたの いちろう、1959年3月11日 - )は、神奈川県横浜市出身の演出家、アニメーター。
(略)
(『板野サーカス』の概略)
板野一郎が演出する立体的超高速戦闘アクション、または、その特徴を踏襲した
アクションシーンを指す。『伝説巨神イデオン』の演出がアニメ業界で話題を呼び、
メカの軽快な動きをサーカスの空中曲芸に喩えてこう呼ぶようになった。
板野先生を知らない方はとりあえず
サーカスのおじさんって覚えとけば大丈夫です。
板野先生の原画参加作品(マクロス他)はとっても面白いんですけど、
先生じきじきの監督作品って内容的にはツライ
あ、これ以上言うとロケット花火の一斉射で焼き殺されてしまいそうなので
このへんにしときます。
で、今回はスタッフロールにブログ主が知ってる名前が一番多かった
第2話を取り上げます。
エンゼルコップ 第2話「変貌都市」
原案・脚本:板野一郎
構成・ストーリーボード:北久保弘之
作画監督:中村 悟
メカ作画監督:友田政晴
原画:矢木正之 瀬尾康博 寺岡賢司 八木元喜
小林利充 新岡浩美 橋本敬史 寺東克己
二村秀樹 友田政晴 戸倉紀元 木村光雅
武井若明 菊地康仁 福田圭裕 川原智弘
佐藤 淳
アニメーターさんの名前がずらりと並んでますが、
例によってこのブログはだれがどこを担当されたとかの
有益な情報はいっさい発信しませんのでご注意ください。
いんどあげーむ
なんかぼくは室内戦がきちんと描かれたアニメってあんまり見たことが
ないんですけど、「エンゼルコップ」はその点きちんとしてると思います。
この作品、室内フェチか何か知りませんけど、シリーズ中度々室内戦をやってんですよね。
しかも突発的な遭遇戦とかじゃなく、
「あいつらがビル内にいるはずだから根絶やしにしろ」的な
戦略的シーンが多くて自分的にはウマウマです。
ユルキャラ
トラップをいじって時間差で爆発させ、陽動!
みたいなミリタリー色溢れるカッコイイシーンもあったりなかったり。
でも悪役がトラップコンボに引っかかってピタゴラスイッチ状態でドッカーン、
いっぱいいたはずのザコキャラがあっという間に「残り5人です!」とかなって
なにそれ?なシーンのほうがけっこう多かったりするんですけど
そういうユルい部分も含めて楽しいですよね。
何よりほら、そういうユルさがあれば弱小ブログでも突っ込みやすいし。
鬼エフェクト
本格的ミリタリー要素やグロ表現を交えたハードなドラマを進める本筋に加えて、
レベルの高いエフェクト作画も楽しめます。
っていうか、作画ブログ的にはこっちがメインなんでしょうけど
ブログ主は誰が描いてんだかさっぱりわからないので
あまり大声で言えないのです。
辛うじて左の煙作画は大平晋也氏の担当だよ、と
ニコニコの名もなき人が教えてくれました。
それって情報ゼロと同じじゃないのかな