呪術廻戦元ネタ大事典(泡沫篇)

呪術廻戦の元ネタについては、考察が盛んな作品ということもあり、
検証記事がすでにいくつか存在します。

【呪術廻戦】元ネタ集(0~13巻) - amedotのブログ
『呪術廻戦』元ネタの数々 両面宿儺は「日本書紀」に登場する人物だった | マグミクス

ただ、ストーリーの本筋や重要な設定についてのものが多く、
どうでもいい小ネタとかそれ作者がやりたかっただけだろ・・みたいな
純粋なパロディなど、
本筋と関係ない、比較的些末なネタについてまとめた記事が見当たらなかったので書いてみました。
(すでにあったらすいません)
名付けて泡沫篇です。火の鳥みたいになってきたな
ちなみに大事典とかのたまってますが、
「これってこれじゃない?」くらいの世間話並の信憑性の項がほとんどですので
生暖かい目で見てください。

それでは大事典・・スタァートォ!!

◆交流会開始時の歌姫のセリフ(4巻)

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【ネタバレ注意】呪術廻戦 34話「京都姉妹校交流会 -団体戦①-」【ジャンプ49号2ch感想まとめ】 | 超・ジャンプまとめ速報

WBC2009で日本が優勝した時の祝勝会で調子に乗る上原にたいしてイチローが冗談で放った一言が「先輩を敬え!」

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2巻

◆みんな大好きパンダ先輩。

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1巻飛ばして2巻。
二足歩行の人間臭いパンダといえば、
鉄拳とからんまとかあるよね・・あとカンフーパンダとか・・
はい、いきなり不確定情報。

◆生存本能に従い窮地を逃れたバイト君

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ハンターハンター。スクワラの最期。
芥見氏がハンタ好きとのことなので。

◆サンダーファイヤーパワーボム

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>サンダーとかファイヤーとかパワーボムとか…
大仁田厚氏の得意技、サンダーファイヤーパワーボムから。
ていうか他にもあるけどこの漫画異様にプロレスネタ多くない…?

3巻

◆墓にクソ(略

長州力 - Wikiquote

「何がルールだ、この糞馬鹿野郎!みんな首吊って死ね。あの野郎がくたばって墓建ったら、俺はクソぶっかけてやる」
1995年3月、UWFインターナショナル宮戸優光らに対して[2]

芥見先生なんでこんな古い話*1知ってるんですかね…(困惑)

◆「残穢

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単行本の解説にもあるように、小野不由美残穢」から。
特に八十八橋編で顕著ですが、
呪う主体と呪われる対象の因果関係、呪いの発動条件など
心霊現象をシステマチックに捉える考え方も残穢の影響があるような。
(そんなもんホラーものなら一般的だよって話だったらすいません)

4巻

◆これが死か

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ボコられながらも意に介さず愉悦を感じているという点で
ハンターハンターヒソカを連想。
台詞は寄生獣のミギーか。
でも白い巨塔にも同じ台詞があるみたいなんで、
既に一般的な表現といえるかも…

5巻

◆やる前に負けることを(略)

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youtu.be
芥見先生なんでこんな(略)

6巻

スカイラブハリケーン

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まんまですよねw

◆七海健人は語る

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唐突にインタビューが始まるアレ。
やはりハンターハンターなのかなと思いますが、
バキのほうがしょっちゅうやってるみたいですねw
まあこれも割と一般的な漫画表現のようにも思いますが…

7巻

◆振んなきゃ当たんねーぞ

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某所で指摘されてた「すごいよ!マサルさん」野球回のパロディ説。
肝心の三振のシーンの画像がなかったのが残念w
あとメカ丸がピッチングマシンなのもロボピッチャネタと被るんですよねー。

◆バチ殺し

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「背中を見られたくない」ってワードを見ると、
ジョジョのチープトリックが出てきますね…
顔とファッションはリゾット・ネエロでしょうかw

8巻

◆佐藤黒呼かよ

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『呪術廻戦』の隠れた魅力は“バトル漫画への批評性” 『幽遊白書』仙水編をどう更新する?|Real Sound|リアルサウンド ブック

例えば、悠仁が同級生の小沢優子と再会するシーンで「佐藤黒呼かよ」と野薔薇が言うシーンがあるのだが、佐藤黒仔とは『幽白』の終盤に登場したキャラクターの名前(旧姓は真田)で、太っていた小沢の身長が15cm伸びた結果、スレンダーな美人になったというエピソードは佐藤黒呼からの引用だ。

ほんとに幽白好きなんだなぁ…

◆田舎に帰って米を作ろう

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なんかこれ思い出したんですけど・・

10巻

◆究極メカ丸絶対形態

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まあエヴァ全体がモチーフなんでしょうけど、
頭部の形状からいえばこいつかなって・・

◆パパウパウパウ

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草。

◆ボチュン

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花御の最期。伊藤潤二「潰談」から。
芥見先生がリスペクトする富樫先生がパクオマージュしていた伊藤先生からの引用・・
まさにオマージュの三世代住宅や~!うまくない
ていうか漫画家の皆さん「潰談」好きすぎじゃない・・?
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様々な形で受け継がれる潰談スピリッツ

11巻

◆ネテロっぽい人

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情熱が全く逆方向のベクトルですが、似たようなこと喋ってます。

◆獬豸(カイチ)

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残穢」の流れで同じ作者の「黒祠の島」も読んでみたんですけど、
重要な設定(呪術の象徴)で獬豸が出てきたので、これなんじゃないかなーって・・
ちなみに黒祠の島は内容的にも古い因習にとらわれた閉鎖的な島(村)で起きる事件、
という点で夏油の過去編や作者のデビュー作である「神代捜査」に
影響を与えてないかなー?って考えてます。*2

12巻

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富樫好きすぎだろ・・(呆れ)
直前のコマのキャラの顔を拡大コピーして再利用する技まで完コピなのは
執念でしょうかねw

13巻

◆投射呪法

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アニメの作り方その5「タイムシート」 | JO先生のひとりごと日誌
要するに
「脳内で事前に自分の動きをアニメとして作画し、そのタイミング通りに
高速で動ける能力」ってことでしょうか。
よくこんなマニアックなネタを必殺技にしたなという感じw
まあブログ主も全然詳しくないので大したことは言えないのですが・・

ダツDEダーツ

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ほうぼうで指摘されてますけども。やっぱ連想しますよね・・
ちなみにナナミンが最初にガブッと食いつかれるシーンも
ハンタに似たようなコマありましたよね。*3

14巻

スマブラ

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これに関しては元ネタがどーのというよりは
ここまで自然な形でゲームの話が漫画に出てくるようになったんだなぁ
っていう感慨です。
一昔前の漫画家さんだと
「少し子供っぽい話になるが、TVゲームだとこういうことあるよね」
みたいな少し距離のあるスタンスだったように思いますが、
芥見先生の世代くらいになると幼少期の思い出として組み込まれてるんだなと。*4

単行本未収録分(21年2月現在)

◆うずまき

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伊藤潤二「うずまき」から。
モロすぎてプチ炎上したとかしないとか。

◆ブリーチネタ?

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ねいろ速報さん
こういう構図レベルでのオマージュもあるようです。
これ、キリがねえな・・?

◆ココに注目♡

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なんなんだこれはたまげたなあ・・(困惑)
東堂といい五条先生といい、
「実務ですごく頼りになるしかっこいいけど人間性が残念」
というキャラ付けはありそうでなかった表現で流石だなとw
(他でもあったかもしれませんけど)

まとめ

以上ぐだぐだと書き連ねてまいりました。
他にもNARUTOの穢土転生とか、ネタは色々とあるんでしょうけど
マジでキリがないので…(疲労

書いてて思ったんですけど、
わかりそうでわからない少し考えればわかるオマージュ
という感じの巧妙なヤリクチが非常に似通っていて、
やはり芥見先生は富樫先生をあらゆる面で模倣しようとしてるな・・
と思わされました。
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ちょっとボケてみたかった(後悔)

この記事がみなさまの呪術ライフにとって何かしらの手助けになれば幸いです。

*1:芥見先生の年齢的な意味で

*2:まあJホラーでよくある設定っちゃ設定なんですけど

*3:画像ないけどキルアにお前みたいなクズなら安心して殺せるみたいに言われてた奴

*4:もっと上の世代の漫画家さんからそうなってた可能性はあります。ブログ主の感想です(なら書くな)