どっちが勝つかメスゴリラ!

最近になって攻殻機動隊GISのラスト、モトコの対戦車戦が磯氏の担当と
知ったので、見返してみました。
昔見たときには全編鉄壁の作画で、絵のばらつきなど微塵もないように
感じてましたが、氏のシーンはエフェクトにけっこう特徴が出てますね。

破片がまとまってる「必殺!磯破片」。
戦車のグレネードやバトーの銃で巻き起こる煙も脳みそのシワみたいで特徴的*1

クモの動きを観察して描いたという戦車の歩みは、でっかい生き物が移動するときの
ような目立つ体重移動の仕方をしてます*2。ゆらゆら。


ところで、磯氏の担当というのはどこまでなんでしょう?
モトコの腕がちぎれたり、バイザーを壊されたりするあたりも
やたらと細かい部品が飛んでたりして磯氏っぽいんですけどどうなんでしょ。
どなたか攻殻GISの原画集(あるのか)をお持ちの方教えてください。



いまさら書く必要はないでしょうが、このシーンはとにかくカッコイイ!
バルカンでバキバキ掘削されていく柱*3や、
物陰から飛び出しざまの発砲、射撃を食らって火花を散らせる思考戦車、
ドッキリするようなタイミングで発射されるグレネードなどなど。
展開にキレがありますね。
戦いの前に銃を冷静に組み立てる(組み替える?)モトコの手つきも地味ながらいいです。
まあ、タイミングにかんしては演出、監督、編集その他のスタッフも
関わっていそうですが・・。

*1:後者の煙は磯氏の担当ではないかもしれません

*2:といっても戦車が歩くのはこのシーンだけで、しかも短いですけど・・

*3:ウォシャウスキー兄弟も大好き