デジモン 件の磯イズム

デジモン映画をいくつか見直しました。
ちょっとした話題。


細田デジモン1作目。

デジモンアドベンチャー
作画監督山下高明
原画:増永計介 坂崎忠 中山久司(現・森久司) 奥野浩行
島貫正弘 松本淳 駒井一也 福田道生 鈴木勤
竹内宣之 浜洲英喜 新井浩一 井手武生 相沢昌弘
小田川幹雄(現・磯光雄) 崔ふみひで 石浜真史 玉川達文
川崎健太郎

さて例によって磯氏の仕事ですが、
作画wikiその他の情報によると、最後のデジモンバトル周辺の
シーンのレイアウトと一部の原画ではないかとのこと。
原画は太一とヒカリのやりとりらしいですが、
ヒカリが怯えのあまり、嗚咽をもらすようにして
必死に笛を吹こうとする体の動作を描写する着眼点は
たしかに磯氏の仕事っぽい。画像ないですが。


バトルのシーンでは、磯氏の得意な「まとまった土くれ」、
独特の溜め方で動くデジモン
エヴァ1話よろしくいい感じにバウンドする自動車など
磯イズムをビンビンに感じたんですけど、
原画やってないんですかね?
だとすると、レイアウト段階で土くれ、吹っ飛ぶ自転車、
電話ボックスなどのかなり細かい指定がされていて、
原画を担当された方*1が磯イズムを忠実に再現した
ってことですかね。
レイアウトの詳細さは、旧エヴァ映画の磯メモ*2のことを考えると
十分あり得る話。


  • 炎の周りの粉塵もいい感じ

  • 土くれがまとまってるんです

  • 自動車のバウンドとか破損描写がいい感じ


○前半は室内劇とボレロの独特な雰囲気や、地味に良い生活動作が、
後半は怪獣映画を思わせるアングルと磯イズム全開のバトルが見所。
短編のため、1つのアクションの尺が短いこともあり、
視聴優先度は「3」。
ただ、DVDレンタルが「ぼくらのウォーゲーム」とセットなので、
「ウォーゲーム」と合わせた場合は間違いなく「5」

*1:森久司氏か濱州氏?

*2:原画集参照