エヴァンゲリオン 湖川友謙(花畑まう)作監回

この回はペンネーム「花畑まう」こと湖川友謙氏が作画監督をしています。
第22話「せめて、人間らしく」もそうなんですが、とりあえず今回はこっちを検証。
エヴァの放映当時、イデオンの存在など知る由もなかった自分は花畑作監回を「なんか絵がいつもと違っていやだなあ」
位にしか思っていませんでしたが、今見ると・・確かに湖川テイストが感じられます。
とくにアオリの構図で描かれた顔に顕著なので、画像。
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右のリツコはともかく、トウジはアップなこともあり、よくわかります。アフロのコスモ君にしか見えないです。
アゴのラインが特徴的なんですけど・・今更ながらすげーどうでもいい話題だなぁ;
いちおう比較画像(コスモじゃなくてカララですが)
http://blog.goo.ne.jp/grips0087/e/ac99f4599021bd3c8f61c238efad555b(削除)


タツノコ作品〜ダンバインくらいの時代までは、湖川氏のキャラに肉感のあるアメコミ風味な作画が
非常にウケていたわけですが、エヴァの頃ともなると、単なる「捨て回の変な絵」という扱いなのが泣けます。
・・僕の独断ではないですよ。世間的にもそのような評価だと思われます。ネットソースですけど。


時代は変わっていくとはいえ、湖川氏の作風は忘れられるのが勿体ないくらい素晴らしいものですし、
最近の似たり寄ったりな絵柄のアニメ群を見るに、このくらい突出した絵柄のアニメも必要じゃないかなーと
思ったりもするのです。萌えばっかりでつまんね。
今あるかなぁ・・独特な絵柄のアニメ。「雪の女王」くらいですかね。見てないけど・・
ちょっと前だと「ファンタジックチルドレン」。


ちなみに、最近の湖川氏の仕事は「キングゲイナー」の下井草 伊井乃弼という変わった名前の作画監督
氏のペンネームではないか?という疑惑が持ち上がっている程度で、目立ったものはありません。
エヴァはともかく、キンゲの下井草担当回はかなり厳しい出来で、これが氏の仕事とすると腕が衰えられたというほかありません。
絵柄が全然違うから、ということもあるでしょうけど、やっぱプロなわけだし。
思い出の人が美化されて、現在とのギャップに驚いたという話はたくさんありますが・・
・・イデオンダンバインはいつまでも光り輝いているからいいです。聞かなかったことにします。