「何でもあり」は悪魔のささやき - 批評家もまた批評さる

「うる星やつら」76話、
「決死の亜空間アルバイト」を目当てに
DVDをレンタルしたら、思わぬ伏兵。
77話「ラムちゃん主催大忘年会！」が、うる星恒例の
アニメーターの大暴走回（笑）。
ひたすらに疾走するキャラクター、やけに長い背景動画、
突然登場する他作品キャラなどなど、お遊び満載です。

76話は、「ねじ式」のパロディがあることと、
絶妙なばかばかしさを醸すサブタイに惹かれて見てみました。

まあそれはそれとして、ねじ式のパロディはキツネ面の
運転手さんしかわかりませんでした。
お手玉で遊んでる怪しげな人々とか、人形を携えた老人とか
それっぽいのはたくさんありましたけど、原典を読んでないので
サッパリ。不勉強です。
それにしても、CMまでのAパートは放送事故レベルの実験作（笑）。
パロディがわからない人にとってはちょっとツライです。
Bパートは異様に気合が入った女湯の作画や、意味なく登場する
水中戦艦（しかも背動）、あたるの活躍などなどで持ち直します。
ラストは投げっぱなしの感がありますが・・・
これが許されるうる星とその時代ってすごすぎる。
憧れちゃいます。

ねじしき君

77話のほうも、やっぱり亜空間ネタで何でもありな雰囲気。
あたるの銭形平次や、面堂のホームズなど、大コスプレ大会？
目的地を目指して二人が疾走する中、鉄人やSWのスピーダー、
アニメーターさんらしき人物の乗ったヘリ、果てはバースの女の子
までが登場して、もうわけがわかりません（笑）。
作画も山下系の動きをしていてテンション高いです。