古参ファンへの贈り物

いまだに新エヴァ映画のことで頭がいっぱいなので*1
もうちょっと書いてみます。(ネタバレあり)


今回の映画、思いっきり楽しめてはいるのですが
いっぽうでつねに心にあるのは
「旧作との違いをかつてのファンが喜ぶなんて、内輪受けだよなぁ」
「いつまでもエヴァなんか見て、ちょっと情けなくないか?」という雑念。
まあ、そんな雑念を吹き飛ばして、純粋に楽しませてくれるパワーが
この映画の後半にはあるんですけどね。


そのパワーは、新たなエヴァファンの広がりを期待させるものでもあります。
劇場にはけっこう親子連れが来ていましたし。
あの子供らは新世代のエヴァファンになるのだろうか?
でもサキエルの変形とか使徒がドカーンとなって血飛沫ビシャーとか、
初号機がサキエルに乱暴する(笑)とことか怖かっただろうなあ。


庵野的演出の真骨頂みたいな大規模破壊、庵野ビーム、村木ミサイル*2に、
散り方も美しい兵器群と、とにかくアツイ後半のヤシマ作戦ですが、
某所では「バトルの音がうるさくて寝れない」っていう感想もありましたw
やっぱりキョーミない人にとっては見事につまんないんですね。
変電設備とかオペレーションとか日本中の電気が一点に!とか山が!山が溶けた!とか
オタクは大騒ぎなんですけど(笑


ところで、雑念の中にはZガンダムのこともちょっとあるのです(笑)


映画版ゼータも一本目のときは旧作プラス新作やエイジングという手法の珍しさとか、
ガンダムがらみのムーブメントは初体験だったこともあって自分の中では大いに
盛り上がっていたんですけど、二本目、三本目と進むにつれて見事にショボーン
なったわけです。
ん、正直に言って、三本目は平凡な出来だった・・トミトミごめん。


と、いうわけで、進むにつれてパワーダウンだと!という暗雲を
新「ヱヴァ」の行く手にも見てしまうのです。
次回の「破」は旧作から大きく変更された波乱の展開になりそうだし、最後も・・
という期待はありますが、それと同じことはゼータの一本目を見たときにも
次回予告のフォウに感じていたのよね!(トミトミ


とにかく我々にできることは願うことだけです。1800円のお布施はしましたので。

*1:宇多田が出るってだけで音楽番組が楽しみという中坊のころ経験したような感覚

*2:根拠ナシ