戦火に笑いの花が咲く
「侍ジャイアンツ」では見事に宮崎駿パートを
スルーしてしまったぼくも、「どうぶつ宝島」は
バッチリわかりました。
もうそこの場面だけ丸っきりラピュタかホームズと
同じ画面になってるんですよね(笑
テンションが上がって完全に宮崎キャラになった
シルバー船長が、勢い余って哀れ海中へ・・・という
あたりから。
- 往生際の悪い空中平泳ぎはお約束(笑
- 砲撃でボロボロになりながらもニシシと不敵な笑い
- 喜々として敵を迎える船長はマンマユートにしか見えません
- ワーッと群衆が動いて特徴的 ホームズが見たくなる
作画wikiによれば担当パートは
■どうぶつ宝島(1971年) アイデア構成 原画
シルバー船長がキャシーのいる部屋に飛び込んできて海に落ちるところ。
海賊船上での乱戦シーン。
とのこと。
毎度の暫定情報ではありますが、ひじょーに特徴的なので、
手前の目で見るには間違いないかと。
部屋に飛び込むあたりはカット割りが多くてチャカチャカっと動きます。
船長が発砲を盾でかわして剣を抜き、突撃するあたりの
動きというか発想が宮崎御大。ガーッと来る感じ。
・・なんと抽象的な!(笑 とにかくそんな感じなんです。
乱戦はもう言わずもがな。
というか、船長が勢い余って海に落ちたと思ったら
突如現れた敵船の砲撃で吹っ飛んで海中から船上に舞い戻り、
すかさず重火器を振りかざして「戦闘準備ーーっ!」と檄を飛ばし、
そのまま砲撃戦が始まり、何だかわからないうちに白兵戦に
なだれ込むという一連の、
とってもせわしなくて恐ろしく密度の高い感じが、どうしようもなく
宮崎アニメ(笑
タイガーモス号が竜の巣で苦しんでるのに、そこにゴリアテが来て
「このくそ忙しい時にっ!」というようなせわしなさ。
でもそれが心地よかったりして。
乱戦もどこまでが担当かはわかりませんが、獲物をふりまわして
群衆をぐるりと蹴散らしてしまうマンガっぽさなどを筆頭に、
御大の持ち味全開です。これはもう、お腹いっぱいという感じ。
視聴優先度は万人に向けて4。
宮崎アニメが好きな人なら間違いなく5です。