追記

id:grips0087:20070111に関連して。


原口というキャラクターについての分析なのですが、
ちょっとはっとさせられました。
オタクに関連した作品紹介:第一回『げんしけん』(汎適所属)

漫画部の原口さん
 メインキャラクターではないけれども印象深かったので紹介しておく。原口さんは、漫研で「編集者みたいなこと」をやっている太った眼鏡のオタクである。「クリエイティブである事や尖っていることが優れたことで、消費する事やヌルオタであることが劣っていることである」という意見を持った原口さんのようなオタクも世の中には案外存在する。しかも、こういうオタクが実際にコンテンツクリエイターである事は稀で、もちろん原口さんも「編集」はしても「創作」はしていない。編集や評論はやるけれども自らはオタクコンテンツを生み出さない、しかし消費オタやヌルオタを見下す原口さんのような人物が、オタク井戸からはみ出すことなく安住し続けている、という構造は面白い。そしてそんな原口さんは、漫研のメンバーから煙たがられ、他の同人サークルにも身勝手な振る舞いで迷惑をかけ続けているのである。

気になったのは消費オタ、ヌルオタ(id:grips0087:20070111の記事でいうところの
第三世代オタ)を批判する原口は、自らコンテンツを生み出さない、という部分。


オタク世代間問題なんかを心配してる自分のような人間は、じつのところ
最新のオタク潮流に乗れなくてすみっこで原口のように虚勢を張っている
だけなのでは・・などと心配になっちゃいます。


と、いうか、オタク問題云々抜きにして、自分があまりクリエイティブでない
ことが不安なだけですね。はい。