新ドラ鉄人兵団におけるへんな快感


毎度アニメ作画ファン界隈で評判の
ドラえもん映画を
子どもに混じって見てドバドバ泣いて
いてもたってもいられなくなったので
記事です。久方ぶりです。



書きたいことは山盛りなんです。
やたらリルルがエロいので今作のリルルまわりのシーンは
ぼくたちの世代でいう
宇宙小戦争でのやたら尺の長いしずちゃん入浴シーン
とかと同じような幼き日のリビドーとして
現代のオトコノコたちの脳裏に刻まれてしまうのでは・・
とか

とにかく色々あるんですけど
まずひとつ言いたいのは
山びこ山について。



正確に言うと改良型山びこ山。
ああ、寒冷地仕様ジムみたいだ


旧作でも新作でも「鉄人兵団」のバトルパートの要のひとつ
となっている山びこ山。
本来、音声を山びこのように返すひみつ道具のところを、
改良して爆風、レーザー、衝撃波までもあまねく跳ね返す
という魔改造を施されて登場します。


旧・新ともに、魔改造のおかげもあって
鉄人兵団を翻弄することに成功するのですが、
それにしても風貌がコレですよ。


かわいいというか、間が抜けてるというか、
とにかくこの癒し系な風貌ひみつ道具
藤子プロ仕様のマイルドデザインとはいえ
血も涙もない恐怖の軍団である
鉄人兵団を翻弄しつくすわけですよ。
ていうか翻弄どころか鉄人さんたちは
橋本系なキレキレエヘクトのビームを自ら浴びて
けっこうな数沈んでると思うんですよね。


なんかへんな快感がありませんか?


「竜の騎士」でもそうなんですけど、
いちおうガチで殺しに来てる竜人のみなさんを
我らがドラさんはこんな道具で迎えうってましたよね。

ダンカンコノヤローと言いたくなる癒し系な風貌。


元がギャグアニメなので、ドラさんの出す道具も
このような体になってしまうのは当然なんですけど、
新「鉄人兵団」の爆発、崩壊、バスターなんとかビームなどなどの
作画の本気すぎるクオリティのせいで
旧作に比べて
ドラさんのギャグアニメのノリと敵さんのガチ度のギャップが
大きくなってて、それが
「なんか気張った敵だけどマヌケメカでお仕置きしちゃうよ?
 やっちゃってもいいすか?ウププ」
というへんな快感の源になってる
と思うんですよね。


例えるなら、
スパロボにおいてダサメカであるイデオン
80年代全開のとっぽいデザインの波導ガンもたせて
オサレガンダムを殲滅する時のようなへんな快感
うーん、全然一般的じゃない。



もういっこ例えるなら、
アンパンマンとかドラえもんとかサザエさんなんかを
やたらムキムキにして北斗の拳みたいな
修羅場バトルをやらせながら、
元のほのぼのイメージと惨劇とのギャップを楽しむ
みたいな遊びって全国の小中学生男子に共通だと思うんですけど、
あのへんな快感ですかね。


まとめると、ドラ映画は
新旧ともに男子からするとへんな快感の味わえる
娯楽作品だ、というのが結論ですかね?
すごく誤解を招きそうですがこれで了とします。