作画雑談!キレるドラ

1980年ごろのTV版ドラえもんを見てみました。
いやー面白い。最高!
時代性なのか、みんなの演技がなんともぶっきらぼうでゆるくて、
絶妙なギャグアニメです。
とくにのぶ代さん演ずるドラが近年のものとは違って
傍若無人な感じややんちゃな感じが出ててすばらしいっす。


ドラ発言集。
ひみつ道具を口に入れるのを「ばっちい」とためらうしずちゃんに対し
「なんだよ気分悪りぃな、嫌ならいいんだよ?」の一言。
冗談を真に受けて出かけてしまうのび太に対し
「おいおい、裸の王様の話を知らないのかよ!」とのぼやき。


作画の話をすると、おそらく当時の一般的な作画(70年代のなごりが残ってる)
がされてるだけなんでしょうが、どうも金田絵に見えてしまう・・
ビョーキだ(笑)。
しずちゃんが金田的美少女に見えたり、「ネズミとばくだん」の
サスペンスなアオリの構図が金田作画に見えたりするビョーキ。
金田作画の影響がいつごろ出はじめたのかとかよく知らないので
なんともいえないんですが、ヤマトとかガイキングとかで
この当時にもすでにけっこう影響はあったのかな?とか。


あとオープニングが背景動画とかで意外なほど動いていてびっくり。
なんかドラえもんらしからぬ感じ。
キャラが奥から手前に走ってくる構図のカット、やっぱりこれも
当時の一般的作画なんでしょうけど、自分のフィルターだと安彦的動きだと
感じてしまう(笑)。


今回見た話の中でもいちばん面白かったのは「ネズミとばくだん」で、
話自体がすでに面白いんですけど、やはり作画が70年代。
今度は自分フィルターでザンボット3になってしまい笑う。
ドラえもんのイメージする「恐ろしいネズミ」の絵はなんだかノロイみたい
だし、ドラえもんの連射するライフルはマズルフラッシュが赤々と輝いて
アナログだけど*1危険な香りが漂う(笑)。


長々と書きましたがわかりにくいかも・・端的に言うと「古いドラえもんって、
ど根性ガエル』みたい」とかかなあ。ようは大笑いしたってだけの話なんですけどね。

*1:トーカ光ではないのがまたアナログ